石原慎太郎(2016)『天才』幻冬舎

石原慎太郎(2016)『天才』幻冬舎を読んだ。

本書は,フィクションとなっているが,実際は,田名角栄の視点から書いた田中角栄回顧録だった。本書の価値は,2つあった。1つは,田中角栄の政治を批判した石原慎太郎が,田中角栄を天才として書いたことである。もう1つは,参考文献が列挙されていることである。内容は,文部科学省検定済教科書及びWikipediaのほうが面白い。