松下幸之助(1968)『道をひらく』PHP研究所

松下幸之助(1968)『道をひらく』PHP研究所を読んだ。

本書は,PHP研究所の機関誌「PHP」の裏表紙に,これまで連載してきた短文の中から,百二十一篇を選んでまとめたものである。

その一篇一篇は,時にふれ折りにふれての感懐をそのまま綴ったものであるが,この中には,身も心もゆたかな繁栄の社会を実現したいと願う私なりの思いを多少ともこめたつもりである。一国民,一庶民としての私のこの思いが,何らかのご参考になるならば望外の幸せである。

昭和四十三年五月

まず,まえがきが良い。