島朗(2013)『島研ノート心の鍛え方』講談社

島朗(2013)『島研ノート心の鍛え方』講談社を読んだ。

色紙の揮毫は日常的な棋士の仕事の一つ。みんな何らかの座右の銘,言葉を持っているが男性棋士女流棋士にかかわらず慣れたものである。特に女流の方は,書を習っている方も多いようだ。東北での大会やイベントの折には,鈴木環那さんの字があまりにもきれいなので,私は隣で書くのが気が進まない。
(中略)
私は,他の先生方と重複しないように四文字や二文字の熟語は避けて好きな言葉を書くようにしている。「幸せは自分の心が決める」「神は細部に宿る」「絶望した側が戦いに勝つことがよくある」が最近は多く,特に後ろ二つは気に入っている。