三宅秀道(2012)『新しい市場のつくりかた』東洋経済新報社

 三宅秀道(2012)『新しい市場のつくりかた』東洋経済新報社を読まなかった。

最初の段落を読むと,「日本の企業が独創的な商品をつくれなくなった」という抽象的な文章の後に「名門と言われる自動車メーカーや家電メーカーがまた大赤字を出した」という具体的な文章が続く。しかし,2つの文章は,同列の接続詞で繋がる関係にない。何故,2つの文章を並べたのか,理解できなかった。

また,3段落目を読むと,「しかし一方で,たとえば,」から始まる。当該文章は,逆接なのか,累加なのか,例示なのか,逆接の場合,どの文章と逆接の関係にあるのか,累加の場合,どの文章と累加の関係にあるのか,例示の場合,どこに抽象化した文章があるのか,分からなかった。

しかし,著者は,「読んで全く難しいところがないように努めて」書いている。

著者と価値観が合わないため,読まなかった。